領地拡大

BMIが16.7しかない」
久々に実家に帰り、1年ぶりくらいに体重計に乗って衝撃が走ったのはひと月前。

確かにガリガリだが別に今に始まった事ではない。なんだかんだBMI17以上にも以下にもならないので、これが自分の自然体なのだろうと特に気にしていなかった。ダイエットなんかしてないし、普通に食べて普通に生きてる。毎日結構歩いてるし、自炊もしててなんなら健康な方だと思ってた。

 

まずいな。
そう言われてみれば体力なく疲れやすい、頭痛や冷えや肩こりもある。大病はしないけどメンタルも体も色々不調だ。

よく考えりゃBMI17でずっと生きてたのも不健康な気がする。脂肪がないとセロトニンが減ると聞くし、シンプルに筋肉も減る、てことは体温下がって冷えて血行悪くなり、肩こり腰痛頭痛に眼精疲労などが出やすいんではないか?

逆に言えば、もしかして慢性的な疲れやすい体質もあらゆる不調も、太れば一網打尽にできるのではないか!?

 

まあそう上手くはいかないにしても、今のままでは良くないだろう。1番太ってた時でBMI18くらいあった気がするんだけど、別にその時も元気いっぱいだったわけじゃないと思う。一度BMI21とかになって超健康体になれるか実験してみたい。


目標はとりあえず18.5として、食事を見直した。
消費カロリーに対して摂取カロリーが少ないから自然とこんなに痩せるわけだろう。もともと食は細い方で、満腹感が苦しいから腹八分目で食事をやめるのが当たり前だった。

 

1ヶ月、毎日おにぎりひとつ分ほど余計に食べればゆっくり太れるとカロリーを計算した。さすがに毎日おにぎり一個は増やせなかったけど、煎餅一枚とか牛乳一杯とか、地道にやってたわけです。

 

週に何度か体重を計るのが習慣になった。
増減しながらもじわじわと体重が増えていくのが分かる。結構楽しいし達成感があり、今はBMI17.2。とりあえず平常の体重に戻りつつある。

ちなみに、やはり健康体のためとはいえ「太る」って単語は精神衛生上よろしくない。

なんか良い言い方ないかな。「自己拡張」とか「領地拡大」とか…

BMIによって体質・気力などが変わるかどうかが1番気になるポイントなので、目標の体重になったら比較するのが楽しみ。頑張って領地拡大するぞ。

 

フォント削ぎ落とせない問題

スマホのメモ帳で文章を作ると、

こちらのブログにコピペした時フォントがメモ帳のままになるのがプチストレスなんですね。

 

これみんなどうしてんだろ?

昔はスマホのメモってフォント削ぎ落とし機能として便利だったのにな。

メールとかに貼り付けても上手くいかないし、なかなかいい案が浮かばないまま来てしまった。

 

このブログ初期設定の、ほのグレーみたいなカラーもほっそりしたゴシック体も結構好きなんですよね。

 

いい方法が見つかったらここに書いちゃお。

秋はコーヒーやめた方がいいかもしれない

コーヒーが好きだ。

リラックス効果があるらしいし、実際飲むと気分が落ち着く。

香りもいい。目が覚めるし、軽い頭痛なんかは少しマシになる。

平日は1〜2杯、休日は多くて3杯にしてるので中毒にはならないだろうし

カフェインが鉄分の吸収を阻害するのさえ気をつければ特に害はないだろう。

 

しかしですよ

 

10月に入って自律神経がバグっている。

はっきり分かる。何かがおかしい。

朝起きられない。休みたい…と悶えながら、食欲ないまま朝ごはんを胃に流し込み、忘れ物はないか考える暇もなく服だけ着替え、とりあえず時間ぎりぎりに家を出ている。

家さえ出ればなんとかなるとはいえ、この状態はしんどすぎる。

立ちくらみ、疲労感、座ってられないくらいしんどい、

うっすらとした頭痛と目の奥の痛み、など。

 

調べると寒暖差疲労というらしく

自律神経が切り替わりすぎて疲れるらしい。

起立性調整障害の一歩手前かな。

 

自分の生活を思い返して見ると、ストレスが多いので普段から交感神経が優位なはず。

リラックスするのが下手な自覚はあり、最近は何も考えない時間を作るようにしていた。

症状として喉の締め付けがあり、漢方も時々飲む。

寒暖差で自律神経ということは、寒いと交感神経が優位になるのか。体を温めるために筋肉や血管が収縮するからね。

ではバランスを取るという意味では、副交感神経が優位になるように気をつけて過ごすべきなんだろうと予想できる。

 

で、コーヒーの話に戻る。

仕事中は眠気覚ましとリラックスのため、休日は元気をつけるためと嗜好品として、基本的にコーヒーは良いモノと考えて飲んでいたが

よく考えると、原理としてはエナドリとそう変わらないのではないか?

カフェインで交感神経優位になってしまうため本当にリラックスしてるのか疑問だし、

休日こそゆっくり副交感神経優位で過ごしたらいいのに、これも逆効果な気がするな。

 

秋は過ごしやすい季節と思い込んでいたが、

寒暖差の激しい季節は体がめちゃくちゃ疲れるということを今年自覚した。

ちょっとコーヒーをデカフェにして様子を見ようと思う。

 

自律神経のバランス、とるの難しいなあ

 

ブレは繰り返す波の如く

続かないことにかけてはかなり自信があるので今回も予想通り とはいえ思い出して再開できるのが進歩だな 昔は続かなければリセットしてたよ🥺

 

やっぱりインターネットに文章を公開するのは誰も見てないと思ってても気を使うな。ためになることか、面白いか、他の記事とテンションの一貫性があるか…などを考えるととてもじゃないが書き続けられそうもない。考えない方がいいっぽい‼️

 

考えないキャラ設定にしておけば、のちのち話がシリアスぽくなっても面白くなくても茶を濁すのがかなり容易。文章はそれ単体でなく誰か発信してるかも重要だから、こんなに発信が面倒なのかもな。性格がブレブレだから。

 

続かないということも結局はブレによるものかもしれない。そうだね多分。一度決めたことが続かないのは自分が変化してるからだ。変化は当たり前に起こる。地球ですら自転しながら公転してるんだから変化しないわけないだろう。季節が変われば日照時間が変わり、セロトニンの分泌量も変わり気分も変わる。

変化したくないなら決断しなきゃね。習慣以外のことは変化していく。決断とは習慣にすること。文章を書くこと自体は習慣づいてるけど、それをインターネットで公開するのはまだ決断できてません。まあでも渡り鳥のように季節毎帰ってきて再開するくらいの波が生命っぽくていい感じかも。

 

景元のセンチメンタルと最強戦略

前の記事で
景元の待機ボイスは
命の儚さを憂い、
平和に楽しく生きることを求める詩だと書きました。

 

pochikunblog.hateblo.jp

 

これ、よく考えたら面白くて

将軍って要は軍事政権の責任者でしょうに
あなたがそんなセンチメンタルなこと言って良いんですか!?
て思わなくもないんですね。

 

これも『孫子の兵法』の

考え方と一致してるんです。


孫子の兵法』はその名の通り
戦争の原理原則を説く兵法書ですが、
実は戦争を始めることに対して
かなり慎重です。

 

孫子の兵法』では
人の死について
「亡国はもってまた存すべからず、
死者は復た生くべからず。」

よーするに
国は滅べばそれまで、
人は死ねば生き返らない…と語ります。

 

この儚さへの現実的な感覚は
「薤露」に通じますね~🥲

 

だからこそ孫子
国と民の安全を守るために
「負けないこと」
「戦わずに勝つこと」
を重要視していたのです。🥺

ここで景元に話を戻します。


景元のキャラクターストーリーで
「策を用いて劣勢を挽回することを智謀と思わない景元は、不要な問題が起きないよう、万事において工夫を凝らしている。彼の周到な計略によって平和が保たれてきた仙舟において、景元は一見すると怠け者のように見えるため、他者から「無眼将軍」という渾名をつけられた。」
とあります。

要するに、トラブルを事前に回避しすぎて
他人からはなんも仕事してないように見えると。

 

(ちなみに日本語では無眼将軍ですが
中国語では閉目将軍と呼ばれてます。
閉目の方が「寝てる感」強いですね🤣)

 

この「戦う前に勝っている」状況
実は『孫子の兵法』で理想とされている形です。

 


たとえ勝てる戦いでも
戦争をすれば国力は消耗する。
被害をゼロに抑えることなどできないし
たった一人でも死ねば、
その人は現実として帰ってこない。
疲弊すれば第三者から漁夫の利を狙われる。
つまり「戦わずに勝つ」ことが最強なのである👍

 

命の儚さへの視点と
戦わずに勝つ戦略。

 

センチメンタルな価値観を持つが故に
最強戦略を選ぶ思考ができる。

 

構図が美しいな~‼️

 

こんなもん1人のキャラクターに
積載していい設定量とちゃいますやん。
クゥ~ッ

 

人情味と合理主義を兼ね備えた景元、
マジで推せるなって話でした。

 

景元は待機ボイスで何を言ってるのか?

 

景元、いつも一人で何を誦じてるんだろう?🤔

「うきよいちかいろ、かかくのあらそい…か」

ってあるじゃないですか。

プロフィールのボイス一覧では

この詩のテキストは出てきません。

 

これは漢字にすると

「浮世一薤露、蝸角の争…か」

 

浮世と発音しますが、中国語では浮生と書きます。

【浮生】儚い人生。

【薤露】薤 (にら) の葉の上に置く露は消えやすいことから、儚さのたとえ。

【蝸角の争い】かたつむりの左の角にある国と右の角にある国とが争ったという寓話から、つまらない争い。

 

てなわけで詩の意味は

「瞬く間に消える露のような儚い命、

つまらないことで争うには短すぎる」

といったところでしょうか。

 

 

長命種の仙舟人にとって

命は露どころか

満たされた水盤のようなもの。

 

逆説的に、蝸角の争をする時間だってたっぷりある。

 

短命種が寿命に対して持っていた

価値観への賛美、あるいは望郷

…のようなものを、景元は感じてるのかな〜と思わせられます。

 

それが個人的にすごく好きなんですよね。

味わい深〜い🥲

 

 

ちなみに、

この詩には現実の中国古典に

元ネタがあります。

 

まず薤露は『楽府詩集』の引用だと思います。

 

「薤上の露 何ぞ晞き易き

露は晞けども 明朝更に復た落つ

人は死して一たび去れば何れの時にか帰らん」

 

葉の上の露は乾きやすく、

しかし乾けども

明日の朝にはまた生まれるだろう

人は死んでしまえば、

次はいつ帰ってくるのだろうか

…てな意味でしょう。

 

 

次に、蝸角の争は『荘子(則陽)』の故事ですが

後世にこれを引用した良い詩があります。

 

白居易 『對酒』

 

「蝸牛角上 何事を争う

石火光中 此の身を寄す

富に随い貧に随うて 且く歓楽す

口を開いて笑わざるは 是痴人」

 

こんな狭い世界で何を争うのだ

火花のような短い人生

富者も貧者も、楽しく生きよう。

笑って過ごさないのは愚かなことだ。

…てところですね。

 

 

どちらの詩も命の儚さを憂いているけれど

前半では悲しみに

後半では前向きに

それぞれベクトルを向けてます。

特に「薤露」は葬送に用いられた詩で

死を強く意識したもの。

「蝸牛角上」では死を前提として

人生をよりよく生きようとするもの。

 

羅浮将軍として

戦争においては現場責任者である景元が

命短し、争わず楽しく生きよう、という詩を

誦じるこのささやかな待機ボイス

「浮世一薤露、蝸角の争」

この短い詩の中に

これだけの下敷きと意味を込める…

 

手腕パネぇ〜😂と感服してしまいます。

 

 

これね〜〜孫子の兵法とも絡めて

まだまだ話したいんですが

とりあえずここまでで!

 

 

景元と孫子を語りたいんですよ

崩壊スターレイル ってゲームの

「景元」というキャラが

全てを過去にしちゃうくらい格好良いんですよ。

 

いやこの景元って人、

最近になって出番が回ってきたんですけど

僕は彼が全然活躍してない時から

めちゃくちゃ好きで。

(インディーズバンドが売れる前から

ファンだった古参の言い方)

 

5月くらいかな?

実装された日にすぐ引いたんですが、

その時はまだ物語での活躍が

あんまりなかったんですよ。

好きだー‼️という気持ちと

公式の供給が釣り合わなくて

辛かったわけです。

 

で、どうしたかというと

孫子の兵法」を自由研究してました🤣

 

おそらく孫子の兵法がベースになって

キャラクター設定されてると思うので

そこを足ががりに、

どういうキャラなのか分析してみたかったのです。

 

 

😈孫子の兵法は「詭道」

 

詭道とは騙し合いのこと。

景元って一見穏やかそうだし

信頼できる雰囲気なんです。が、

キャラクター紹介PV

「これぞ詭道」ってシーンがあるんですよ。

 

中国の考察で面白いものがあったので

以下にまとめます。

 

景元と彦卿が中国将棋を指してるシーンは

盤面が和局すなわち引き分けになっている。

これを「長生不老」と呼ぶそうです。

仙舟と豊穣の戦いに決着がつかないことを

暗示する盤面と考えられる。

この膠着状態から、景元は自分の駒を盗り

代わりに銀杏の葉ルールにない手段、

奇兵を使って新しい局面を作る。

その奇兵というのが星穹列車であるというもの。

 

めちゃくちゃおもしれ〜‼️

考察が面白いのはもちろんですが、

これが孫子の兵法まんまだっていうのが感動なんです。

 

孫子の兵法では

守りは正攻法でいいが

最終的な勝利は奇兵、奇策によって

もたらされるとあります。

 

将棋で「置いてた駒を取り除く」

「ありえない場所にありえない駒を置く」

なんてとんでもないルール違反ですよ。

ゲームとして成り立たないでしょうが!

でも、戦では「詭道」です。

 

孫子の兵法は春秋時代に書かれました。

これは長く続く戦国時代だったため、

本当に生きるか死ぬかが身近だった時代です。

 

戦争で負ければ国は滅亡し、

人は死んだら生き返らない。

そういうシビアな価値観の書物です。

 

美しい手段でなくても、あり得ない策でも、

国を守るために必要ならば

それは有用な戦略である。

 

そんな孫子の兵法の真髄を

景元の中に垣間見て

カッケェ〜……😂

になっていました。

 

ターレイル 、というかホヨバの作品って

(スタレと原神しか知らんが)

こういう「知」を詰め込んでくる時があるので堪らんのですよね〜

 

景元と孫子についてはもっと話したいのですが、とりあえずこの辺で。